一部サービスから離れない理由

Googleの個人情報の扱いの酷さから、なるべくGoogleのサービスは利用しないようにしている一方で、ネットの一部界隈で問題になったnoteSubstackKagi旧Twitterは今でも使用している。

Googleは使わない(ようにしている)のに、これらのサービスは使っている。この差はどこから生まれるのか?現在もこれらのサービスを利用している理由を振り返ってみた。

note

代替となるサービスはいくらでもあり、なんならSubstackや旧Twitterでもいいんだけど、noteの方を見てくれる人がそれなりにいるようなので更新をやめるのに躊躇している。エクスポートができないという問題もあったけど、それは今現在解消されている。

Substack

こちらも色々と代替となるサービスがあり、その中で一番お金がかからず良さそうなのはButtondownなんだけど、試しに使用してみたところ、あまり良い印象を抱けず、乗り換えを躊躇している。送り手側としてサービスを乗り換えるのはそんなに難しくないのだけれど、購読している人に手間をかけてしまうことになりそうなのもいや。また、乗り換えるならまず初めにお金を払って独自ドメインにする(そうすることで乗り換えたかどうかにかかわらず同じアドレスからのメールになる)必要あり、そのための手間と費用が足枷になっている。

Kagi

今回、問題となった件を自分はそんなに問題視していないので他のサービスとはちょっと扱いが違う。何点か言いたいことはあるけど1。Kagiに関しては代替となるサービスがちょっと見当たらない2。Google検索を利用しないようになった理由は個人情報の扱い云々ではなく、詐欺サイトや質の低いサイトが検索でヒットすることが増えたからという質の面での理由。DuckDuckGoに頑張って欲しいところだったけど、DuckDuckGoのミッションはプライバシーを守ることであって、最高の検索サイトを作り上げることではないようなので、ちょっと先行きが怪しい3

旧Twitter

代替としてMastodonBlueskyなどがあり、一応それぞれにアカウントを作ってちまちまと投稿している。イーロン・マスクが買収してから色々とひどいことはあったけど、フォロワー/フォロイーのみんながいるので離れるのは難しい。

こうやって振り返ってみると、代替があるかどうかはそこまで重要ではなく4、そのサービスで生まれた繋がりがあるかどうかがそのサービスを継続する一番の理由なのかもしれない。サービス側もこの強みは分かっているだろうから、手のひらで踊らされている感じがして嫌だけど、サ終まで付き合っていくことになるんだろう。


  1. Tシャツを作るのにそんな大金を使うなよ。あとはメールサービスも始めるみたいだけど、それよりも検索周りの機能を強化して欲しい。↩︎

  2. 検索エンジンをめぐる冒険↩︎

  3. Questions about DuckDuckGo’s future↩︎

  4. Kagiについては代替がないというが離れられない一番の理由↩︎