検索エンジンをめぐる冒険

Googleのプライバシーリスクの高さや検索結果の質の低下から、今までKagiという検索エンジンを使っていたけど、検索エンジンに毎月$10を支払うのはどうなんだろう、という考えが頭をもたげてきたので、他に良い検索エンジンがないか調べてみた。

主に個人ブログのデータをインデックスしているSearch My Siteで検索したところ、こちらの記事で色々な検索エンジンがリストアップされていたので試してみた。
いくつかの検索エンジンで日本語のキーワードを入れて検索してみたが、残念ながらどの検索エンジンも良い結果を返さなかった。日本の検索エンジンであるSOLOFIELDという検索エンジンもイマイチだった。

こうなると、質が低いのを我慢してプライバシーについてマシらしいDuckDuckGo(Bingのインデックスを使用している)を使うか、プライバシーなんか知ったこっちゃないということでGoogleを使うしかなさそう……。もちろん、毎月$10を支払ってKagiを使い続けるという手もある(ただ、Kagiもいうほど検索の質が高いというわけではない1)。

なんて思っていたら、SearXNGというセルフホストが可能なメタ検索エンジンなるものを見つけた2。プライバシーを気にするならVPSを借りてSearXNGをホストするのが一番いいのかもしれない。ただし、メタ検索エンジンということでGoogleやBingベースなので質は……。あと個人的に自分でホストしてまで使おうと思えるほどのデザインでない……3

今回、検索エンジンを調べてみて、ほぼGoogle一強であるということには変わらないけど、それしかないわけではなく、Googleとはまた違った視点の検索エンジンがあることが分かったのは良い収穫だったと思う。
参考にした記事にも書かれている通り、1から10まで完璧な検索エンジンというのは存在せず、欲しい情報に合わせて検索エンジンを選択して検索するというのが正しい姿勢なのかもしれない。

冒険を終えた結果、当分の間は引き続きクレイジーな価格を支払ってKagiを使っていくことにした。


  1. How bad are search results? Let’s compare Google, Bing, Marginalia, Kagi, Mwmbl, and ChatGPT↩︎

  2. SearXNGでメタ検索エンジンを所有する↩︎

  3. オープンソースなので自分で直せると言われると痛いが……↩︎