積んで良かった本2024
今年買って積読の山に積んで良かった本たち。積んでいる以上中身は全く、もしくはほとんど分からない。
チェヴェングール
アンドレイ・プラトーノフ 著, 工藤順, 石井優貴 訳. 作品社. 2022年.
全体で624ページもあり、我が積読山脈の標高を嵩上げするのに一役買った本。旧Twitterで誰かが絶賛していて興味を持った。中身が分からないのでどういう意図があって描かれているか分からないが、表紙の魚が可愛い。
名付けたものどもを追う道筋を歩きながら、
仲西森奈. さりげなく. 2024年.
装丁が面白くて、薬剤師ならおそらく分かると思うけど、表紙が軟膏・クリーム配合変化ハンドブックのような質感の本。ただそれが面白くて買った。ちなみにこの前作にあたる『そのときどきで思い思いにアンカーを打つ。』も積んである。
灯台へ/サルガッソーの広い海
ヴァージニア・ウルフ 著, 鴻巣友季子 訳. ジーン・リース 著, 小沢瑞穂 訳. 河出書房新社. 2009年.
ターコイズカラーの装丁が目を惹く一冊。原題と著者の英名に銀文字を使っているのもポイントが高い。また、こちらも500ページ弱あり、標高に貢献している。装丁の良さ以外に、旧Twitterでこれまた絶賛しているのを見かけたのと、『やりなおし世界文学』(津村記久子)の書評を読んで興味を惹かれて積んだ。
5冊ぐらい挙げたかったのだけど、そもそも今年積んだかどうか思い出せない本ばかりで選考に難航した。かろうじて今年積んだことを覚えている本数冊のうち、積んで良かったのがこの3冊。来年の目標の一つに「買った本を記録する」を加えよう。