スーツのオーダー体験記

去年の振り返りに書いた通り、今持っているスーツがパツパツであり、当初はやせればなんとかなるかと思ったけど、それ以前にデザイン自体が細いのでもうどうしようもならなそうという考えにいたる。新調するにあたって、以前のようにスーツカンパニーとかスーツセレクトとかで買ってもいいし、なんならユニクロのカスタムオーダーでもいいかと思うも、同じ記事に書いた通り、オーダーメイド的なものに興味があったので、オーダーで作ることにした。

つぎにどこでオーダーするか。これはいつもお世話になっている某ブログでおすすめされていたTomorrowlandにお願いした。ちょうどフェアーをやっていて10%オフで注文できるというのもある。

靴はそのスーツを着るときに履くであろう靴を履いていけばいいのはわかっていたのでいいのだけれど、服はどうすればいいかわからず。上も靴同様スーツを着るときに中に着るであろうシャツを着ていった方が良さそうだけど、この夏の暑さの中長袖のシャツを着ていく気になれず、間をとって?半袖のシャツを着ていった。下はどうでもよさそうなのでチノパン。

お店の人に声をかけ、スーツのオーダーをお願いしに来たことを伝えて注文スタート。まず採寸。採寸前に採寸用のシャツを渡されて着替える。これだったらTシャツで来ても問題なかったね。採寸後、合いそうなサイズのズボンを渡される。そのズボンを穿いたところ、結構体に合っていて驚く。これだったらパターンオーダーで良かったんじゃないかという気がしてくる。次にジャケット。そこから袖丈や裾丈に加えてそれ以外の部分で細かい調整をいれてもらう。今回はズボンに対してジャケットを1サイズ下げて胴回りを少し広げてもらい、またジャケットに合わせてズボンの膝下あたりをすこし狭めることになった。また、お尻が少し右に下がっているということで裾丈を左と右で変えることに。こういう細かく調整してくれるのを目の当たりにするとオーダーメイドっぽくて満足度が高い1

このあとはジャケットを二つボタンにするか三つボタン段返りにするか、ズボンのノータックにするかツータックにするかを選んで形のほうは終了。

続いて生地を選ぶ。ここが一番の難関で、すごく迷って困った。最初に希望する色と柄を伝え、またしわになりにくいものをお願いした。そこそこ条件は絞ったはずなんだけど、色々な生地を提案されてしまう。正直吊るしで売っていたスーツと同じ生地がよさそうだったのでそれにしようかとも思ったけど、それではオーダーの価値が少し下がってしまうような気がして別の生地にした。結局値段も加味してカノニコの生地を選択。色味もスーツにしたときにどうなるのか想像できなくて悩んだけど、歳をとったら明るい色の服を着た方がいいと誰かが言っていたのを思い出して、明るめの色調のものにした。

最後に、裏地あり・なし、ありならどの色にするのか(ボディ部分と腕の部分それぞれを選ぶ)、ボタンをどうするか、袖の仕上げはどうするか(本切羽にするか?またボタンは少し重ねてつけるか、重ねないでつけるか)を選んで終了。途中、前の形を決める段階で聞くべきな気がしたけど、ジャケットのポケット(フラップポケット、パッチポケット)や裾(センターベント、サイドベンツ、ノーベント)をどうするかも聞かれた。

なんやかんや1時間30分ぐらいかかった。生地を選ぶので悩まなければもう少し早く終わったかもしれない。

予算としては20万円ぐらいを想定していたけど、最終的には10%オフも加えて16万円弱に抑えることができた。あとは出来上がりがどうなるのか。期待と不安が入り混じっている。


  1. ちなみに今回のオーダーはセミオーダーだと思う。少なくともフルオーダーではない。↩︎