2024年の振り返り

2024年で一番大きかったできごとはこのブログを始めたこと。
Twitterがマスク氏に買収されて以降、様々な改悪が実施されて治安が悪くなり、SNSよりも個人サイトに目が行くようになり、久しぶりに自分もブログをやりたいなと思い始めた。ブログの記事を書いていて、ビジネス的な文章は仕事で散々書いているので苦もなく書けるのだけど、こういう私的な文章を書くのが難しいことを痛感させられた。特にどう話にオチをつければ良いのか・終わらせればいいのかがいまだに分からず適当に書いている。ここ最近はその苦手意識から雑感などのそういうのがいらないルーチンの記事以外書けていない。この辺りは他人の文章を意識的に読んで勉強していきたいところ。記事を書くのが少なかったとはいえ、ルーチンの記事だけでもほぼ1年続けられたのは良かったと思う。来年は旧Twitterの投稿に毛が生えた長さでいいから月1回は何かしら記事を書きたい。

あとは雑感同様カテゴリー別に振り返ってみる。

飲食

今年はワンタン麺を攻めると1月に心に誓ったのに、結局3杯ぐらいしか食べられなかった。来年はハードルを下げて毎月一杯は食べたことのないラーメンを食べるのを目標にしようか。

今年食べたポテトチップスのベストは、カルビーの「青森県産じゃがいも使用ポテトチップス だししお味」。芋の違いによるものなのか、味付けの良さによるものなのか分からないけど、おいしかった。限定商品なのでもう食べられないのが悲しい。

コンビニや全国チェーンのお店のお菓子だけでなく、ちゃんと地元のお菓子も食べようと思い立ち、手始めに榮泉堂のバター最中や光原社のくるみクッキーを食べた。どちらもおいしくて、作るのを継続していってもらいたいので、応援の意味も込めて継続して買っていかないといけないなと思った1

映像

映画はベスト10を作れるほど観なかった。今年はなかなか映画を映画館で観に行く気になれず、また配信が始まっても観れなかった。そんな数少ない観た映画の中で、アニメと実写それぞれで一番好きだったのは『きみの色』と『哀れなるものたち』。

来年はフォーラムでやるようなマイナーな映画観る機会をもう少し増やしたいところ。

アニメの方はユーフォが終わって感無量。ダンジョン飯は流石のクオリティで安心して楽しむことができた。

音楽

今年行ったライブは、柴田聡子レコ発、折坂悠太レコ発、イエス、トム・ヨーク。令和の時代になってイエスやトム・ヨークの音楽を生で聴けることになるとは思わず、音楽の素晴らしさとは別の部分で感動を覚えた。

東京の宿泊費が高騰しており、気軽にライブに行くのが難しくなってしまった。ayU tokiOの神保町のアユ・トーキョーに一度は行ってみたいんだけど、来年行けるかどうか。

NPRのTiny Desk ConcertThe Japanese Houseを発見してから、Tiny Desk Concertをちょくちょく見るようにしていたけど、ここ最近は積んでしまっている……

Presto Musicのニュースレターを購読してからクラシックとジャズを聴く回数が増えた。クラシックはまた小澤征爾さんの訃報を聞いてからいくつかの録音を聞いたので例年以上に聴いたと思う。

ここ最近の傾向として同じアルバムをひたすら繰り返して聴くよりも、色々なアルバムを1、2回聴くことが多く、Apple Musicの指標があまり当てにならない。そのときどきで良かったと思える楽曲は今週の1枚として挙げている。

技術

M4 iPad ProとiPhone 16 Proを買うという出費の多い年だった。Nano Textureガラスは確かに一度体験してしまうと戻れないぐらい良くて、M4 MacBook Proにオプションで付けることができると聞いたときは危うくポチりそうになった。

SNS界隈は相変わらず混沌としていて、まさかのmixi2の登場でさらに深まった感じがする。

熱量がちょうどいいのが多いということもあり、RSSでフォローしている個人サイトは海外のサイトが多い。日本の個人サイトもフォローしていきたいのだけど、文学的な感覚が必要なサイトや生活感が高めのサイトが多い印象で、なかなか難しい2

生成系AIが相変わらず進撃中のようだけど、なかなか自分の生活の中には浸透してこない。使うとしても案出しや仕事で書いた文章の改善に使うぐらい。最近だと友人宛ての年賀状に書くコメントの案を出してもらった。来年はApple Intelligenceが日本語でも使えるようになるはずなので自分にとっての生成系AI元年になるかも。

ゲーム

ソシャゲは二つまでという誓いを破り、学マスとポケポケを始めた。学マスの課金圧がすごくて、それなりの金額を課金せざるを得ない状況に。以降、課金に対する感覚がおかしくなり、アークナイツへの課金額も増えてしまった。

去年の冬に買ったSwitchを相変わらず放置している。Switch 2の登場の話もあり、結局一度も遊ばずに新しいのを買うことになってしまいそう。

仕事

特に大きな問題が起きることもなく、日々坦々とこなすことができて良かった。ただ、小さな問題はちょいちょい起きてはいて、来年大きな問題が発生しないといいんだけど。

仕事ではないけど、アレが今年も無事毎週できたのは良かった。毎月のアレも1回だけ仕事の都合でお休みした以外は参加できたのも良き。

研修会の講師の仕事が1件あり、相変わらず心拍数は爆上がりするけど、声が震えたり、呼吸ができなくなるということはなくなったので進歩したのではないだろうか。話の中身の方のレベルが上がったかどうかは分からないが……

金欠かつ研究発表する気にもなれず今年度は学会に一つも行かなかった(配信のみの参加)。来年の医療薬は神戸ということで、何かネタを捻り出して施設のお金で行けるよう頑張るか?

生活

初めて骨(肋骨)を折った。今まで体験したことのない種類の痛みだったので薄々予感はしていて、病院へ行ってレントゲンを撮ってもらったところ、綺麗に骨折線が入っていた。よくバトル漫画とかで肋骨が折れている状態でも戦っているけど、この痛みの中、戦えるなんて信じられないと思った。百聞は一見にしかず。

展示

日記を読み返してみたら今年は三つしか行っていなかった。永野護展、MODERNISM SHOW、そして漫画家・森薫と入江亜季展(二つ目のは展示と言っていいのか少し怪しいが)。今年は稼ぎが少なかった分、あまり遠出できなかったからというのもあるし、年齢的なものなのか少しものぐさになってきているからというのもある。来年は去年行けなかった世界のブックデザインに行くのは確定している。お財布と相談しつつ、もっと見に行けるといいな。

読書

これまたSNSの治安の悪化から、お昼休みにそういうものを眺めていないで本を読もうと思い、秋ぐらいから実行していたけど、ここ最近は読めていない。1冊まるまる通して読めたのは『アシェンデン: 英国情報部員のファイル』と『浮遊霊ブラジル』ぐらい。来年は月1冊ぐらい読み終えるペースで読んでいきたい。

本はあまり読めていない一方、漫画はそれなりに読んでいて、今年初めて読んだ中で良かったのは『メジロバナの咲く』、『月が導く異世界道中』、『ロメリア戦記~伯爵令嬢、魔王を倒した後も人類やばそうだから軍隊組織する~』、『冒険には、武器が必要だ!〜こだわりルディの鍛冶屋ぐらし〜』、『アイドルマスター シャイニーカラーズ 事務的光空記録』あたり。

『呪術廻戦』が終わってしまい、ジャンプで読む漫画がまた一つ減ってしまった。そろそろ定期購読をやめる時期に来ているのだろうか。

服飾

そろそろおっさんらしい格好をしようと思い立ち、化繊100%のテックウェアーをやめてトラッドなコットンやウールの服を今年は主に買っていた。靴もスニーカーはほぼ買わずに革靴を数足買った。オールデンのプレーントゥでも買おうか、でも10万を超える3お値段の靴なんて買ってもほとんど履かないのではないかと買うかどうか悩んでいたところに、オリエンタルがGUIDIレザーを使ったプレーントゥの靴を出したのでそちらを買った。サイズが恐ろしくなるぐらいぴったりで、海外の有名ブランドの製品を無理して買うより、日本人向けに作られた製品を買う方がQoLが高いのではないかと考えるにように。それからはなるべく日本のブランドやデザイナーのものを買うようにしている。

今年は学会には行かなかったけどスーツを着る機会がそれなりにあり、そのときに久しぶりに着たスーツがもうパツパツだったので減量を進めつつ来年は新調しないといけない。

このサイトの影響でyoasaでコートを、TABARA Coatmakerでチノパンを作りたい意欲がむくむくと湧いてきており、来年はこういうオーダーメイド的なものに挑戦したい。

2024年はこんな一年だった。こういう振り返りをすると年の前半のことは全く覚えていないことにいつも気づかさられる。『哀れなるものたち』や『オッペンハイマー』って今年観たんだ……みたいな。自分の記憶は当てにならない分、こうやって記録しておくことは大事。

さて、来年はどんな一年になるのだろう。


  1. 最近は物を買うときはそれ自体の価値を認めてというより、作り手への応援の気持ちの方が大きくなりつつある。↩︎

  2. 技術的な話題を取り扱っているサイトも日本人が好きな「◯◯道」のような感じになっていてなんか違うなと思ってしまう。あとはペイウォールに囲まれているか。↩︎

  3. この記事を書いているときに調べたら20万円だった……↩︎