潜入!ANSNAM
ちょいちょい雑感あたりで名前が出てきているブランド、Fendart。どういうブランドなのかGPTさんに聞いてみたらこういう回答だった。
Fendart(フェンダール)は、2019年に設立されたパンツ専業のファッションブランドです。東京を拠点とするデザイナー・中野靖氏と、パリ在住の日本人モデリストの二人によって手掛けられています。 ブランド名の「Fendart」は、フランスの俗語で「パンツ」を意味します。 
Fendartは、クラシックなデザインと高品質な素材選びに定評があり、ヴィンテージやデッドストックの希少な生地を使用してパンツを制作しています。 そのシルエットは、スッキリとしたラインから程よくワイドなものまで多彩で、カジュアルからフォーマルまで幅広いスタイルに対応しています。 
また、Fendartのパンツは、クラシックなディテールを取り入れつつ、現代的な感性で再解釈されており、動きやすさとエレガントさを兼ね備えています。 そのため、年齢や性別を問わず、多くのファッション愛好家から支持を集めています。
2024年の振り返りにも書いた通り、オーダーメイド的なものに挑戦したいと思っていたところにちょうどオーダーイベント開催の報が入り、これは渡りに船だとアポイントをとった1。
今回のはオーダーメイドではなくパターンオーダーで、モデルと生地を選べるタイプのやつ2。
すでに黒のジーパンとワンタックスラックスは持っており、そうなるとチノパンあたりがいいかと、よく穿くし、洋服に当てはまるかどうか分からないけど、初めて最初に出すものには作り手の思想が一番出やすいという話もあるしで、モデルはそれにして、生地をどうするか考える。気兼ねなく洗濯機入れてガンガン洗濯したいというところでコットンにすることは決定。色はここ最近墨黒のものが欲しいというところでそれにしようかと思ったのだけれど、長く穿くのなら無難にカーキベージュにしておいた方がいいのではないかと思い直し、それでいくことにした。
で、オーダーイベント当日。時間近くになったので事前に把握していた場所に向かうも、違うお店の看板が出ている。1個隣の建物と間違えたかと思って入って2階ぐらいまで登ってみるも、なさそうな雰囲気。何より螺旋階段があるという事前情報に対して、こちらは普通のアパートの階段で、螺旋階段とは違うのではないか?と。仕方がないので電話して場所を聞いたところ、やはり後で入った建物で正解でさらに階段を登っていけば良かったのだった。
到着した時点では、自分の前の時間にアポイントをとった人がNさん、Tさんと話を進めている状況だった。こういうイベントに参加するのが初めてだったのでどうすればいいか分からず、とりあえず、勧められたチョコレートを一つ食べ(おいしかった)、生地の山を眺めてみる。
そうこうしているうちに先客の方のオーダーがひと段落し、今日は何を見にきたのかと聞かれ、チノパンを見にきたと告げる。そうしたらチノパンはサンプルが小さいサイズの一つしかないということで試着できず。むむむ。
結構お尻の辺りが細く、慎重にサイズを選ぶ必要があり、試着無しでの注文はあまり勧められなさそうな空気を感じる。Tさんからの特別このチノパンの形にこだわりがなければ他のパンツをコットン地の生地で作るといいですよ、テーパードしているのがいいのなら試しにラブールパンツを穿いてみてはどうかと提案を受け、穿いた。これがまた良かった。流れるようなラインを描いていて良い。良かったんだけど、完全にチノパンをオーダーするつもりできたのでなかなか切り替えられない。特定の食べ物の口でお店に入ったのに売り切れていてがっかりしたときのような感覚。そして、無いと言われると欲しくなる人間の性が出てきて変更に踏み切れない。
そこでNさんからチノパンに近い形のノータックスラックスを穿いて、サイズを検討してみましょうと提案があり、そちらに乗っかってみることに。ノータックも大変良かった。もうこれでいいかと思ったところでNさんから、洗濯機でガンガン洗濯したいならチノパンの方がいいというアドバイス。生地が洗濯できても、マーベルトとかの関係でそんなにガンガン洗濯できないとのこと。
もうそうなるとチノパンしかないやんということでNさんから提案されたサイズで注文することにした。一応念のため後日寸法をメールしてもらい、最終的なサイズを決めることに。
ここからあとはトントン拍子で、生地は最初にお勧めされたイタリア製のコットン生地に早々に決定。デッドストックとかヴィンテージとか甘い響きの形容詞が付く生地はオタク心がときめくのだけれど、今回は普段使いが最優先だったのと、こちらは選択肢がありすぎて沼すぎるのであまり考えないように触った感じの第一印象を大事にしようということで。
その他、米の値上がりの話、自分の住んでいる地域の話、ジーパンの黒が販売を終了した理由、などなど注文と関係ない話もしたりして楽しかった。最初は少し緊張して挙動不審だったけど、最後の方はだいぶ自然な感じになっていたのではなかろうか。こう中の人たちを知ってしまうと、また注文しないといけないなと思い、次の機会までお金を稼いでおかねばと、思いを新たにANSNAMを後にした。
家に帰ってから、今回のイベントは新作発表も兼ねているのに、それには目もくれず、よりによって一番古いモデルが欲しいというなんて面倒な客だったなと反省している。
証拠写真
世界の数多の王族のオートクチュールを仕上げてきた人という噂のTさんを一目見てみたいというのも理由の一つ↩︎
一部のモデルはサイドアジャスターかベルトループかを選ぶことが可能。↩︎