iA Writerを捨てた日

以前記事にも書いたように、今まではブログであればBikeで書いた記事を整形するのにiA Writerを使っていて、日記はiA Writerを使って書いていた。

整形するのに使う分には特に問題なかったのだけど、日記を書くといったようなそれなりの長さの文章を書こうとすると、Sonomaにバージョンアップしたときから見られるiA Writerの漢字変換の問題が見逃せなくなってきた。問題というのは、漢字変換の時に、どの文字が変換の対象となっているかが分かりづらいというもの。通常であれば下線の濃淡で変換の対象を表すのだけど、iA Writerを含む一部のテキストエディタは下線の高さで変換の対象を表すようになっている。Textwellにもそういう現象が見られ、こちらは開発者の方にフィードバックを送ってすぐに修正してもらえた。iA Writerの開発元にもメールしたけど、今のところ修正されていない。

といった経緯から、開発元には期待できないようなので、iA Writerを使うのをやめた。

日記もMacであればBikeを使い、iPhoneであればSimpletextというアプリを使って書くことにした。ブログの記事の整形はCotEditorを使うことにした。CotEditorにはMarkdownでの入力を補助するような機能はないため、よく使うリンクの挿入と脚注の挿入のためのKeyboard Maestroのマクロを作成してそれを補った。

こういう新たな環境でブログや日記を書いていて、特に不自由はしない。というかむしろ漢字変換時のストレスが減ってだいぶ楽になった。

今の環境の弱点を強いて挙げるなら、ファイルをいちいちSpotlightなりLaunchBarなりで探さないといけないというところだけど、CotEditorが次のバージョンでフォルダナビゲーションに対応する予定とのことで、この弱点も近々なくなってしまう。

iA Writerは自分の中で今まで換えがきかないアプリだと思っていたけど、いざやめようと思ったら簡単にやめられて、我ながら驚いた。