薬剤の減量・中止・変更を検討する際の思考回路

デュロキセチンをまあまあ高用量で飲んでいる人がAKI(もちろんeGFR<30mL/min未満)になったら、ひとまずデュロキセチンは休薬すべき?離脱症状を懸念して減量?腎の回復見込み次第とも思うけど見通しが立たない場合もあるし。腎障害時にデュロキセチンのt1/2が延長しないのも悩ましい。

— ドラ@竜党 (@dora_ph) February 27, 2024

先日旧Twitterで上記のポストを見て、自分はどういう結論を出すのかではなく、自分はこういう時にどういう視点から考えているのかを言語化してみた。

パッと思いつくところを書くと、こんなところ。パッと思いつかないようなことは日常でも考えていないと思うので、これが自分の通常の思考なんだろう。こういった問いを立てて、これらの問いに答えるための情報を収集して、そこから最終的な結論を出す1

まだ視点が足りないような気もする(例えば倫理的な視点?)ので、もっと精進が必要だと思う一方で、ある程度重みのある処方提案は、他職種のように複数人で検討した後に提案するという流れの方が患者安全的には望ましいとも思うので、自己研鑽もいいけど、そういった検討の場を作ることも重要なのではと思う今日この頃。


  1. もちろんこれはあくまで処方提案の内容であるので、この後自分の結論を提案し、医師との検討に入ることになる。↩︎